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Redemption(邦訳版『救済』)の著者ジェラルディンさんが
読者の質問に答えてくれました!! (2011年03月08日)

『救済―マイケル・ジャクソン』の読者の方々より、さまざまなご質問をいただきましたので、著者のジェラルディンさんに確認しましたところ、
下記のお返事が戻ってきました。同じような疑問をお持ちの方のためにも、これらのQ&Aを弊社のウェブに掲載することにしました。
また、マイケル自身が語った言葉を青色にしました!
(*ブログに転載していただいて結構ですが、その際は出典を記載していただきますよう、よろしくお願いします)。

Q1. マイケルは本書”Redemption”(邦訳版『救済―マイケル・ジャクソン』)を読んだのでしょうか?

A. Yes, several members of his family gave him the book to read. I was told that he loved it.

ええ、ジャクソン家の方々が本書をマイケルに渡しました。マイケルは本書をとても喜んだ(*)と聞いています。

 (*): 「素晴らしい」、「最高だ」、「とても気に入ってる」 などのニュアンス




Q2. マイケルからジェラルディンさんにコメントはありましたか?

A. Michael could not help me promote it, nor could he speak about it publicly, but he did send word to me to
"seek political and entertainers to help me promote it because some stores were trying to blackball selling the book".
He told me that I was just going through a little compared to what he was going through.

マイケル自身は本書の販促を手伝ったり、本書について公に話したりすることはできませんでしたが(*)、私に
『本書を売らないように邪魔している書店があるので、本書のプロモーションを助けてくれるような政治力のある芸能人を探すように』
とアドバイスしてくれたのです。
また、マイケルが受けているバッシングに比べれば、私に対するバッシングなどたいしたことはないよ、と言ってくれました。

 (*): 和解契約書の中に守秘義務(口外禁止命令 gag order)が盛り込まれたため、和解後はこの訴訟に関し、
     マイケルは一切触れることができなくなりました。




Q3. 本書表紙のマイケルの写真は誰がどのように選んだのですか?

A. I selected the book cover picture. When I went to Anthony Pellicano to tell him what I knew,
he was grateful and gave me that picture of Michael. I had a hard time getting permission to use the photo
until time for releasing the book. Joe Jackson found out that was the only thing holding up the book release and he called Michael
and told him I still needed his permission and Michael told Joe, "of course she has my permission."

この写真を選んだのは私自身です。私が持っている情報についてアンソニ ー・ぺリカーノに話すために彼のオフィスに行ったとき、
彼は私に感謝し、このマイケルの写真をくれたのです。ですが、この写真の使用許可にはかなりの時間がかかって大変でした。
お父さんのジョー・ジャクソンがマイケルの許可さえあれば大丈夫だということを確認してくれ、マイケルに電話して、
私がまだマイケルの承諾を必要としていることを伝えてくれたのです。
するとマイケルは 『当然だよ、彼女(ジェラルディン)の使用を許可するよ』 とお父さんに言ったのです。




Q4. この写真を選んだ理由、あるいは、この写真について何かコメントはありますか?

A. The photo carried sentimental value to me because Anthony Pellicano gave it to me.

アンソニー・ぺリカーノがこの写真をくれたので、私にとってこの写真は感傷的な価値のあるものなのです。




Q5. お父さんのジョー・ジャクソンさんは、本書をさまざまな方に差し上げていましたが、家族のほかの方たちはどのような反応だったのでしょうか?
  ジェラルディンさんが本書を出版されたことで、直接に感謝の言葉はありましたか?

A. They all loved the book. I gave Katherine Jackson a copy, Rebbie Jackson, Jermaine Jackson asked me to do an interview
with him about the book, Joe Jackson took my book all over the world. When Katherine Jackson released her book last year in Gary,
Indiana, they asked me to come and bring Redemption so that the people in their home town would know the truth.

ジャクソン家のすべての方々が本書を素晴らしいと思ってくださっています。
キャサリン(お母さん)、レビー(マイケルのお姉さん、長女)に本書を渡しましたし、
ジャーメインからは本書についてインタビューを受けるよう言われました。ジョー・ジャクソン(お父さん)は本書を世界中に持って行かれました。
昨年(2010年)、キャサリンが彼女の新しい本を出版してインディアナ州ゲイリーで記念会を開催したとき、
マイケルの故郷のゲイリーの人々に真実について知ってもらうため、私に本書を持参するようにとおっしゃったのです。

Yes. I've been shown much love by the Jackson family.
I've been to their Encino house many times and sat down and talked with Ms. & Mr. Jackson. I can call and talk to them anytime.
They still show me a lot of love and appreciation.

ええ、ジャクソン家の方たちからは大変感謝されました。
エンシノのご自宅に何度も招待され、ジョーとキャサリンとは何度もかなり長くお話しました。
今でも私はいつでもお二人に電話してお話しすることができます。大変深い愛情と感謝の念を今でも示してくださっています。

Just having access to talk to them and go to their home and visit them is how they appreciate and show their love and trust.
They've given me that and still give me that.

お二人といつでも話しをすることができ、ご自宅にお伺いできることで、お二人がいかに私に感謝してくださっていて、
信頼と愛情を示してくださっているのかがわかります。今も同じように接してくださっています。




Q6. 本書(英語版)が出版されたのはマイケルに2度目の疑惑が浮上した直後でした。出版当時、メディアや世間の反応はどうでしたか?
  注目されたのでしょうか、それとも無視されたのでしょうか?

A. At the time that we were publishing Redemption, we had no clue they were going after Michael on the 2nd charge.
It just so happened that the same month we put out our press release (November 2003) was the same month
that Tom Sneddon announced he was going after Michael on the 2nd charge.
Redemption drew a LOT of media attention because while they were trying to say "he did it again,"
Redemption was saying, "he didn't do it the first time."

本書を出版しようとしていた時はマイケルに2度目の疑惑が浮上するなどとは全く思ってもみませんでした。
本書の出版アナウンスメントを出した、ちょうど同じ2003年11月、トム・スネドン(サンタ・バーバラ首席検事)が
マイケルを2度目の疑惑で追及すると発表したのです。人々が『マイケルがまたやったのだ』と言おうとしていた矢先に、
本書が『彼は最初から何もやっていない』と主張したわけですから、本書はメディアに大いに注目されたのです。

The media was calling me like crazy to interview me.
I did interviews for ABC, CBS, NBC, FOX, MSNBC, Bill O'Reilly, Dan Abrams, Rita Crosby, Catherine Crier, Jeraldo,
Scarsborough Country, 20/20, Access Hollywood, and radio all over the United States, including Canada, Japan, Germany.
Not to mention that I toured all over the United States promoting my book and telling the truth about the 1993 extortion scheme.

メディアは私をインタビューしようと、必死に電話してきました。
私はABC、 CBS、NBC、FOX、MSNBC、Bill O’Reilly、Dan Abrams、Rita Crosby、Catherine Crier、Jeraldo、Scarborough Country、
20/20、Access Hollywoodのインタビューを受けるとともに、全米のラジオ番組やカナダ、日本、ドイツの報道番組のインタビューを受けました。
言うまでもなく、私は全米を回って本書を宣伝し、1993年の恐喝の陰謀の真相について語って歩いたのです。

After several months of interviews, Michael Jackson stopped all the people that were interviewing on t.v. on his behalf, except me.
He never told me to stop!

これらのインタビューの数ヶ月後、マイケル・ジャクソンは彼のためにTVでインタビューに応じていたすべての人々に対し、
話すことを辞めさせました。ですが、彼は私が話すのを止めるようなことは決してありませんでした!




Q7. 日本の読者にお伝えしたいことはありますか?

A. While Michael Jackson was going through the 2003 trial for the second charge, at times it looked bad for him,
but I kept telling the America fans to remember that "God was on Michael Jackson's side every since 1993
when he placed me in the office to be a witness to the extortion crime. God never promises that we won't go through persecution,
but he does promise to be there for us and with us. God never let Michael Jackson down. Not even in death.
Michael Jackson died a Saints death - he died in his sleep."

2度目の疑惑で公判が進行していた間、マイケルの立場が不利に見えるような時が何度かありました。
ですが、私は米国のマイケル・ファンに『1993年の事件のとき、神は私を恐喝犯罪の目撃者として現場に置いた。
この事件当初から神はマイケルの味方だった。神は我々が迫害を受けないことを約束してくださったわけではないが、
私たちと共にいると約束してくださっている』ことを思いだすよう、言い続けました。
神は決してマイケル・ジャクソンを見捨てませんでした。彼の死のときでさえ、見捨てませんでした。
マイケルは神に召された諸聖人と同じような死を遂げたのです。眠っている間に亡くなったのです。




Q8. 『救済―マイケル・ジャクソン』の「第6部: 窮地における神の救い」の最初に書かれている「雄羊(Ram)」は、
  具体的に何を意味するのでしょうか?

A. The Bible makes reference to "A Ram In The Bush." In the Bible when God told Abraham to sacrifice his only son (to kill),
Abraham trusted God and prepared him to be killed. Just as he was about to draw the knife,
God stopped him and told him instead to kill a ram that was in the bush.

The purest meaning of Ram in the Bush is when God puts someone in place to be the sacrifice for someone else.
I believe that I was the ram in the bush for Michael Jackson.

聖書は『藪(やぶ)の中の雄羊』について言及しています。
神がアブラハムに彼の一人息子を生贄(いけにえ)として殺すように指示したとき、アブラハムは神を信じ、息子を殺そうとしました。
彼が短剣を抜こうとしたその瞬間、神はアブラハムを止めて、息子の代わりに藪の中にいる雄羊を生贄として捧げるよう言った、
と聖書にあります。

したがって、『藪の中の雄羊』は、『誰かのために、代わりの誰かを生贄として捧げる』ことを意味します。
私は、自分がマイケルの代わりに『藪の中の雄羊』になったのだと思っています(*)

 (*): 本書を訳しているとき、私は『雄羊』は著者のことを指すのだろうと思いつつも確信が持てず、
     著者に「生贄になったというわけではないと思うけど、あなたが藪の中の雄羊なのでしょう?」と問合せたことがあります。
     著者はその返事の中で明言を避けましたが、今回、読者の疑問にお答えして明言してくれたのだろうと思います。


<訳者より>

著者は本書の中で『神が自分を使って、マイケルのために本書を書かせた』と語っています。
このことについて読者の皆さんがどう思われるかは個々人の自由です。
ですが、ぜひとも知っておいていただきたいことは、彼女の人生が本書を書くことによって大きく変わってしまったことです。

著者は23年以上もの法務秘書のキャリアから離れて、残りの人生をキリスト教の宣教とマイケルの名誉挽回のために生きようと決意したのです。
なぜなら、今日でさえ、マイケルの無実を信じようとせずに誹謗中傷を継続している人々が世界中にいるからです。
また、マイケルの死にまつわる真相が未だに明らかにされていないからです。
マイケルはいまだに安らかに眠れる状況にはいないと思うからなのです。

本書が出版されなければ、マイケル・ジャクソンにかけられた1993年疑惑の裏に隠された恐喝の陰謀、事件の全真相を、
誰も知ることはできなかったでしょう。1993年訴訟は和解で終結し、当事者たちには口外禁止命令が課せられていたため、
ジェラルディン・ヒューズさん以外の誰も書くことはできなかったのです。
私は本書 ”Redemption” を世に出してくれた著者の勇気と行動力、正義感、マイケルへの熱い想いに心より感謝しています。